僕がこの仕事に対してどのようなイメージを持っているかについて、簡単に触れようかと思います。
ソフトウェアアーキテクトの主な仕事はソフトウェアとその開発プロセスの設計です。
ソフトウェアアーキテクトは、今のところ、おおよそ工業的という言葉からは程遠いソフトウェア開発において、成果物のすべてを見通すことを要求されている仕事だと思います。
木を見て森を見ずというのは慎むべきですが、森ばかり見ていてはソフトウェアは出来上がりません。木を見ながら森のバランスをとる人が必要です。
なぜなら成果物は木であり、その集合体である森なのですから。
よく難解なソフトウェアを設計して、うまくいかなければ周りがついてこれなかったからだと言ってしまう人を見かけますが、本来のソフトウェアアーキテクトなら、開発体制を見て現実的な設計をするでしょう。
ソフトウェアアーキテクトの仕事の良し悪しは、成果物が要求どおり動いたかどうかで判断されてしまいがちです。
それも確かに大事ですが、長期的に判断されるべき要素が多いのも事実です。
成果物となるソフトウェアが運用・保守・改修を通して、安定してサービスを提供できたかどうかはとても重要なことです。動けば良い、というわけではありません。
以上、自戒もこめて。
